魔王戦予選・第3戦 vs. 白斗さん (ムーブ編)
解析
第1ゲーム(0-0/3)
5手目
- キューブフル 2-ply bar/20 6/4* Eq.: +0.587
. 0.600 0.275 0.008 - 0.400 0.081 0.002- キューブフル 2-ply bar/20 8/6 Eq.: +0.460 (-0.127)
. 0.591 0.182 0.003 - 0.409 0.069 0.001
. . 2-ply キューブフル prune [world class]
この局面は、スコア的にもボードの状況としてもギャモンを狙いに行きたいところです。そのためここは当然6/4*をします。
7手目
- キューブフル 2-ply 8/4 8/2 Eq.: +0.181
. 0.545 0.118 0.001 - 0.455 0.089 0.002- キューブフル 2-ply 20/10 Eq.: -0.032 (-0.213)
. 0.504 0.144 0.002 - 0.496 0.160 0.005
. . 2-ply キューブフル prune [world class]
おそらく、この手は、果たして8ポイントをクリアして、アンカーやミッドポイントのブロックが保つのだろうかと思って、アンカーを外したのでしょうが、今見てみると、逃げてこそいますが、それをするよりはインナーを固めたほうがよいのは当然といったところでしょうか。特に4ポイントができるのが嬉しいところです。実際次善手は、8/2,6/2と2ポイントを作りに行く手ですが、ブロットを晒す上に作れるのも2ポイントなので、90点近いエラーが付きます。それでも、なにも作らない20/10よりは100点以上ましです。
8手目
- キューブフル 2-ply bar/23 13/11(2) 6/4 Eq.: -0.111
. 0.464 0.111 0.002 - 0.536 0.089 0.002- キューブフル 2-ply bar/23 20/18 6/4(2) Eq.: -0.229 (-0.118)
. 0.436 0.130 0.002 - 0.564 0.132 0.003
. . 2-ply キューブフル prune [world class]
bar/23 6/4は絶対として、のこる2回が問題ですが、最善手は13/11(2)。特に作りたい5ポイントのビルダーにもなる上に、特に大きな弱点を出す手でもなく、それどころか次手で相手がブロットを出すかもしれません。一方、実戦で打った20/18 6/4はわざわざバーポイントに置くことで、相手からのダイレクトショットが出てきて、打たれたあと流れでクローズアウトされるなどするかもしませんし、6/4の方も、これと言って働きがないのが良くないのでしょう。
総評
実戦でさした手の狙いのよくわからないものが多かったように思います。ムーブするときは、狙いを意識して打つ必要があるのでしょう。